長野県で剪定の研修を受けてきました。
どんな果樹でも剪定が1番大切だと思います。
ワインブドウも例外なくその通りで、理論を学んできました。
先生いわく、どんな土地にどんな品種を植えるのか、品質はほぼこれで決まります。
栽培期間中にどれだけ人が手をかけても品質向上には限界があるそうです。
人間にできることは限界があると言われる中、品質を高める1番の作業は「良い剪定」だそうです。
そんな期待度マックスで講義を受けましたが目から鱗というか衝撃を受けました。
剪定のスピードが桁違いに早い…
私はまだ一本一本考えながら剪定をしますが、先生は隣のブドウをばっと一瞬見て、考えながら目の前にあるブドウを剪定していました。
伝わるかな?笑
要は一個先の木を考えながら剪定しているわけですよ。ブドウ一本に15秒間くらいじゃないですかね。。
私は1分くらい。笑
桁違いに早くて驚きでした〜
どうしたら剪定がそんなに早くなるのか聞いたところ、
1.たくさん剪定する 2.観察と反省 3.理論を頭に叩き込む
だそうです。まだまだ道のりは長い。
理論を叩き込むため読み終わった本を再読しはじめました。笑
こちらは棚栽培向けですが、勉強になります。
新版が出ております。こちらはX字剪定に加えて短梢剪定についても詳しく書かれておりますのでおすすめです。
それともう一冊おすすめの本です。
こちらは醸造用ブドウの垣根栽培剪定について書かれてあります。
「ブドウの作業便利帳」は剪定以外にも土づくりや防除についても書かれてありますが、こちらは丸々一冊剪定について詳しく書かれてあります。木がダメになるのはほぼ剪定の結果だということで、どんな剪定がダメなのか、垣根栽培のギヨやコルドンのお手本剪定について書いてあります。棚栽培をしている方にとってはそのまま参考になるという訳ではありませんが、内容を覚えておくと棚栽培でも応用できると思います。翻訳のため独自のいい回し&各名称が英語のため初心者向きではありませんが、勉強になる本です。