葉っぱが赤くなってきました。

ぶどうにも紅葉のシーズンが来ました。

なぜ葉っぱは赤くなるのでしょうか?

これは本社(樹体)による葉っぱとの契約打ち切りまたはリストラと言うことらしいです。

どういうことかというと葉っぱは春から夏にかけて光合成をして本社(樹体)にエネルギーを送り続けます。理科の勉強でもあったように葉っぱは光合成をしながら呼吸も行っておりエネルギーを消費しています。

冬が近づくにつれ気温が低くなってきます。気温が低くなってくると葉っぱの光合成効率が著しく悪くなります。そうなってくると光合成によるエネルギー生産よりも呼吸のエネルギー消費の方が多くなってきてしまい本社(樹体)の方からもうお前らとは契約を打ち切るというように水分などを運ぶ管を閉められてしまいます。

そうなってしまうと葉っぱにはエネルギーも水分もいかなくなってしまいます。

葉っぱはそれでも生きようと貯蓄していたわずかなエネルギーを使いながら光合成と呼吸を行っております。あの赤色は自分の身を寒さなどから身を守るためのポリフェノール(?)の1種なんだそうです。

このような内容を本で読んだときになんか悲しくなってしまいました(笑)

落葉植物の宿命と言ってしまえばそれまでですがなんとも人間のリストラというか厳しい社会と似ているような気がします。

赤字とはよく表現されたもので由来はこれじゃないかと思うくらいです。

そんな頑張っている葉っぱ達を横目にバツバツと樹を剪定する私がいます。

読んだ本はこちらです。面白い、農家におススメの本です。