秋田県でワイン用ブドウを栽培している豊島です。
ようやく剪定が終わりました!
11月から始めて丸々2ヶ月…
もっと早く剪定できるようになりたい…
↑60cmくらい雪が積もり、腰を曲げながらの剪定でした。
うちは短梢剪定、長梢剪定を混ぜています。
というのも豪雪でブドウの樹は雪の下に覆われるのですが、その際ネズミに食われます(泣)
ネズミに食われることを前提として多くの枝を残すために短梢、長梢混ぜます。
春になって雪が溶けたら本剪定を行います。
奴らは比較的柔らかい枝を食べたがるので、主幹よりも結果母枝を食べる傾向にあります。
なので長梢剪定のつもりで残した結果母枝を囮にして、短梢剪定の方でなんとか生き残りをかける感じです。
ソーヴィニヨンブランなどの品種は短梢剪定よりも長梢剪定の方が良いブドウをつける感じなので越冬後に枝が無事生き残っていたら長梢剪定にします。
まぁこんなことを言っていても奴らは食う時はめっちゃ食うので主幹ごと食われる時もあります。一部の側面を食われた場合は生き残るのですが1周食われるとブドウは死んじゃいます。
ネズミの傾向ですが、
- 比較的に畑の端っこに植えてあるブドウが食べられる
- 長梢剪定で残すような柔らかい枝を好む
- 石灰硫黄合剤や木酢液、炭、ハーブを嫌がるらしい
- 剪定枝を回収しておくと被害率が下がるらしい
- 逆に剪定枝を食べてもらうため、ブドウから少し離れた所に数カ所にしてまとめて置く
- その中に殺鼠剤をこっそり置いておく
石灰硫黄合剤を剪定前に散布したことがあるのですが、その後の雨で流れて雪が積もる頃(2ヶ月後)には効果無しでした笑
うちは面積が広いため手散布は厳しいのですが、畑が広くない方はやってもいいのではないでしょうか?
本当は金網や肥料袋で根元を覆うというのがいいのかもしれません。苗木の本数が多くてできませんが・・
上記の臭いものを割り箸にたっぷりと染み込ませて、等間隔にさしておくというのも聞きました。
今年はあまり被害がないといいのですが・・