由利本荘市矢島町はスキー場があるくらい雪が降ります。(リンク貼ったのでぜひご覧ください)
ブドウ栽培において雪が降るとどうなるか。それは支柱やワイヤーが折れてしまうということです。
私は垣根栽培ですが、棚栽培だともっと大変です。全てが倒される訳ですから。
このように支柱が折れることを避けるためにワイヤーを地面に下ろしたり、雪が届かない上まで上げなければなりません。
しかも雪が降る前に剪定を終えなくてはいけません。雪が降らないところに比べてやることが多いです。
ただ、メリットもあって雪が寒気からブドウを守ってくれるために凍害の心配がありません。(ネズミにかじられたりしますが)
雪が降らない寒いところは防寒対策をしなければいけないのでそれは大変です。
一長一短のように思えますが、私とって痛手なことがもう一つあります。それは雨避け栽培ができないことです。グレープガード方式といって房がつく少し上にビニールを張るのですが、冬の度にそれを外すのが現実的でないため諦めました。
対策のために考えているのが仕立て方の変更です。一文字短梢仕立てというシャインマスカットなどの生食用ブドウを栽培されている方が取り入れていることが多いやり方です。
これなら雨避け栽培もできてワイヤーの上げ下ろしもしなくて済みます。(そうなると高さがでるため背の低い人が作業できなくなる可能性がありますが)
デメリットは資材が高価ということ。ワイン用ブドウは生食用ブドウのようにそのまま販売できるわけではありません。なるべく畑にコストをかけないことが成功への近道です。
すぐにその対策ができるというわけではないため、今は日々の観察や工夫で乗り切っています。