果実酒製造免許を交付していただきました。

これでようやくワイナリーと名乗ることができます。ちなみにワイナリーの正式名称は「Toyoshima farm and Winery」としました。

どうしてもFARMを入れたい&画数を気にするタイプでこんな感じになりました。場所はAコープ矢島店さんの駐車場敷地内です。人手が足りないため販売等営業は行っておりません。ワイン製造のみです。カーテンがかかったままなので皆さんから「いつから始めるの?」と聞かれるのですが、こっそり始めております。販売はAコープ矢島店さんにお願いしております!

これまでを振り返ると

思い返せば、24歳の時に「ワイナリーを作って地元を盛り上げよう」と農業を志しました。

それから果樹試験場に研修生として通い、畑を探し、ぶどうの苗を植えて、今年で34歳。ワイナリーを作るというスタート時点にたどり着くのに10年もかかってしまいました。

この10年の間にお世話になった方々は、数えきれません。秋田県や由利本荘市の様々な制度のおかげで農業を始められました。由利地域振興局や農業振興課さんに足を向けて眠れません。

各金融機関様の融資等の資金面での支えがなければ、事業の継続は困難でした。足を向けて眠れません。

委託製造でしたので商品を製造してくださる月山トラヤワイナリー様やジュース工場がなければ売り上げも立ちませんでした。こちらにも足を向けて眠れません。(もう立って眠るしかありません)

そして何より商品を買ってくださるサポーターやお取扱店様を含めたお客様皆様のおかげでここまでたどり着けました。世界中の美味しいワインがワンクリックで買えるこの時代、歴史も実績もない私の商品を購入していただけることがどれだけ有難いことか。心よりお礼申し上げます。ありがとうございます!これからも買ってくださると嬉しいです。

印象深い出来事

さて、この10年間で印象深かったのが新型コロナウイルスです。詳細は皆さんご存知の通りかと思いますので省きますが、本当に困難な時期だったと思います。その前の東日本大震災も大変で、10年位のスパンでこういった困難な時期が発生してしまうのではないかと経営者として怯えております。

そして、この10年間の間で全国のワイナリー軒数が200軒ほど増えたそうです。人口(飲み手)が増えないのに供給ばかりが増えて需要のバランスが崩れております。

上記2点から、こだわりは入れつつも、今一度お客様に喜んでいただけるような製品作りをしていかなければと強く思っております。頑張ります。

家族

最後にですが、特に家族には迷惑をかけています。妻や子ども達には休日も関係なく畑に行ってしまうので申し訳なく思っています。

還暦をこえた両親にも身体に鞭打って農作業手伝ってもらっています。

実家を離れた弟や妹にも帰ってくる度、手伝ってもらっています。義理の妹や義理の弟にも手伝いに来てもらいました。義理の弟なんて初めてうちの実家に結婚の挨拶に来た時に手伝ってもらいました。もう帰省してくれないのでは、もう少し人間関係慣れてから手伝わせるべきだったと後悔しております笑

鬼畜なお兄ちゃんで申し訳ないです。

農業始めるにあたって、屋号を考えなければいけませんでした。苗字+農園とかではなく、かっこいい名前にしたいと思っていました。しかし思いつく屋号がなく、結局そのままTOYOSHIMA FARMとしました。でもこんなに助けてくれるうちの家族、豊島家でなければワイナリーは作れなかっただろうなと思っています。TOYOSHIMA FARMにして良かった!

これからも頑張ります!!

うちのワイン、ジュースをご贔屓してもらえると幸いです。