私の育てているぶどう品種の中で富士の夢という品種があります。

これはメルローと山葡萄を交雑させた品種です。

北天の雫を紹介した時にも書きましたが、天候の不安定さから耐病性の強い山葡萄とヨーロッパ品種を交雑させるという動きは大変多いです。

この品種は北天の雫と比べて山ブドウ感が強く枝が柔らかかったり副梢が多かったりと他のヨーロッパ品種と比べて違いがあります。そんな富士の夢の摘果を行っておりました。

摘果とは余分な房を落とす作業です。

この富士の夢は副梢が多く出ると書きましたが生命力が強いせいかその副梢にも果実を実らせます。

この副梢に着いた果実は熟せないため万が一収穫してしまうとワイン品質が落ちてしまいます。

私はこの果実は副梢についたものだから収穫してはいけないとわかるのですが収穫当日依頼するボランティアの方にはわかりません。

そのため全部を摘果しておかなくてはなりません。

ただあまりにも数が多くて萎えてきました。。。