ブドウ栽培における重要な作業の一つ「摘心」
枝先を切る作業ですが、皆さんどんな道具を使って行っていますでしょうか?
今回は効率よく作業を行うためあれこれ考えながらやってきたことを書こうと思います。
畑の状況を説明します。
ワイン用ブドウ品種を垣根仕立てでやっていて、樹勢は強いです。年間2〜3回摘心やってます。
結論から言うとうちでは
「マキタ 充電式生垣バリカン18V」を使用しています。
初めは「刈込ハサミ」と呼ばれるものでやっていました。
ただ、ものすごい時間と労力がかかる。
メリットは初期投資が少ないことくらいです。
やめて工具を買うことにしました。(とは言いつつ、このアルスの刈り込みハサミはよく切れるし、刃がダメになったら変えれるし、とても良いものでした。畑が小さかったらこれで良かったです。ちなみに私はアルス信者です。笑)
次はマキタの充電式ではない電源コード生垣バリカンを使ってみました。
うちには運搬車があるため発電機を乗せて、電源コード生垣バリカンを使っていました。
充電式よりも本体が軽く、電池(マキタ純正は高い)がいらないためコスト安だと思ったのです。
ところが作業中にコードを切ってしまう。笑
切っては直して、切っては直してとやっていたのですが、3回目を切ったところでやめました。笑
次はマキタのポールヘッジトリマです
上に伸びた新梢を切るのには都合が良いのですが、横に伸びる枝を切るのは難しい。
樹勢が強いため2回、3回摘心をして上だけでなく、横の枝も切るのでポールバリカンはやめました。
樹勢が適正で1回くらいしか摘心をしないようであればポールバリカンが良いのではないでしょうか。
ちなみに私が使っているのは画像に載っているヘッジトリマではなく、マキタのスプリットモーターを活用した畦畔用草刈りヘッジトリマを使用しています。摘心には適さない結果でしたが、樹間草刈りにはめちゃくちゃ適しているので別に機会に書きたいと思います。
色々あって行き着いたのが「マキタ充電式生垣バリカン18V」です。
これなら横も上も切れます。刃の長さは400mm。身長が182cmあるので上も切れます。とはいえ上をずっと手を伸ばして切るのは大変なので運搬車を運転してもらい、荷台に乗ってやったりもしています。
太い枝もありますが、少し勢いをつけて枝に刃を当てれば切れます。
バッテリーは最低でも2つあったほうが良いです。6アンペアを使用していますが、2つで午前中使い切るって感じです。
昼休憩で充電して、それから午後の作業。
これのデメリットは重いことです。電池も含めると4kgくらいあったと思います。腕や肩がパンパンになります。
摘心は大変ですが、品質に深く影響すると思うので頑張らなくてはなりません。
よりよいやり方があったらぜひ教えて欲しいです。
最近はトラクターにつけるアタッチメントも開発されているようで羨ましい限りです。